こんにちは、みなゴルフコーチです
YouTubeを観て3年間独学で練習してきたけれどどうしても上手く打てないので教えてほしい
友達に教えてもらっているけど上手くならないのでレッスンを受けにきましたと教室にお越しになられる方が多いです
他のスポーツは独学で練習すればある程度当たるようになりますがゴルフはなかなか上手く当てれず真直ぐ飛ばし球を浮上させることも難しいです
よく考えてみたら他のスポーツってスイングみんな似てると思いませんか?
テニスのストロークや野球のバッティング投球などすごく個性的でフォームが独特な方ってあまりみかけないと思います
きれいなフォームをしている人と独特な個性的なフォームをしていると誰の目から見てもわかるスポーツってゴルフだけではないでしょうか?
なぜこんなに他のスポーツと違ってスイングに差がでてしまうのでしょうか?
重心位置が手元の延長線上にないクラブを扱っている難しさもあると思いますが同じL字のホッケーはゴルフのような個性的なスイングの人を私は見たことがありません
ゴルフが難しく更にきれいなスイングで打てないのはイメージと逆の動きをしなくてはいけないことが多いからだと思います
イメージと逆の動きをする難しさ
初心者の方が1か月後にコンペがあるので教えてほしいと教室にお越しになられことがあります
週1回月4回くらい習ったらある程度打てるようになると思われるようです
でも思った以上に難しいぞ...まともに真直ぐ飛ばせない...
1か月後のコンペに出て走ってばかりで皆さんに迷惑をかけてもう懲り懲り...
嫌なイメージしかないからゴルフを辞めてしまう方も少なくありません
初心者の頃は球が地面にあるので球を上げようとしてすくう動きをしてしまいます[インパクトで左手首を曲げ右手首を伸ばしてすくう動き(キャスティング)]
この動作が入ると飛ばない、トップ、ダブリ様々な症状がでます
さらにはキャスティング+ダウンスイング切り返しからいきなり体を右に傾けて球をすくう動きを二重でしてしまったりします
ゴルフを長年されている方でもこのような動作で打っている方が多いです
ゴルフクラブにはロフトがあり一番短いクラブのSWだとロフト角が56度,58度くらいあります
56度でこれくらい上を向いていることになります
図で見せられると意外に上を向いているんだと思われるのではないでしょうか?
これだけ上を向いていたらすくう動きをしなくてもある程度アゴがあるバンカーでも出せると思いませんか?
7番アイアンは27度~33度くらいです(製品によって違います)
これくらい上を向いています
自分で上げなくても球上がりそうですね
ちなみにプロゴルファーは元のロフト角より立たせて(30度のロフトを27度で打つなど)打っている人が多いです
でも実際打つときにはロフトがこれくらい上を向いているんだと視覚として感じ取れません
なので地面からすくう動きを入れて自分でゴルフを余計に難しくしています
ドライバーで天ぷら(高く上がって距離がでない)をしている方が「すくって打ってるから天ぷらになるんですよね?」と言われることが多いですが真逆で打ち込んでボールの下にヘッドが入ってしまい打ち出し角が上がり天ぷらになってしまいます
このような真逆な動きがゴルフには沢山あります
ですのでYouTubeを観て練習しても友達に教えてもらってもなかなか上手くならないのはイメージとかけ離れているからだと思います
プロゴルファーのスイングもイメージと逆⁈
生徒さんから「先生のスイング全然力が入ってないですね」とよく言われます
いえいえ飛ばしたいので力いれてます(笑)
よく例えるのがバレリーナです
手足はしなやかに動いてますが体幹にはきっちり力が入って筋肉を使っています
バレリーナの方筋肉使っていなければあんなに背筋がピーンって伸びないですよね
プロゴルファーはアマチュアゴルファーの方と違って使っている筋肉と力を入れるタイミングが違うだけです
女性の生徒さんに多いのですが「旦那様に力を入れるなと言われたので抜いてゆっくり振ってます」
そのような方に限って「飛距離が出ないので飛ばしたいんです」と言われます
体幹に力を入れてないのでやる気のないようなタランタランしたスイングにみえます
プロゴルファーでそのようなスイングをしている人は1人もいないです
速く走ろうと思ったら体力使って結構しんどくないですか?
ゴルフもスポーツなので一緒です
飛ばそうと思ったら筋肉使うので皆さんが思っている以上にしんどいです
プロゴルファーのスイングはきれいでスムーズで何処にも力みのないスイングに見えると思いますがきれいに見えて飛んでいるスイングは皆さんが思っているよりも筋肉使ってますよ
まとめ
- ゴルフはイメージと逆の動きが多い
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